毎日絵本の読み聞かせをしている方も
仕事で忙しくてたまにしか読み聞かせをしてあげる時間がない方も
なるべく子どもたちには良質な絵本を読んであげたい気持ちは一緒です。
絵本が子どもに与える影響力はとても大きく、
登場人物の口調を真似て見たり、面白い行動をやってみたり
こんなにも影響力があるのだと日々驚かされます。
そんな中、読んであげたい絵本の内容の一つに『思いやりの心を育てる』ものが含まれているのではないかと思います。
最近言葉が達者になってきて、お友達にいじわるをするようになってきた。
兄弟げんかが増えて困っている。
なんてことがどのご家庭でもあるのではないかと思います。
そこで思いやりの心を育てる絵本を3冊ご紹介します!
そして保育士資格を持っている私が読み聞かせの仕方も伝授します。
ぜひ参考にしてくださいね。
思いやりの心を育てたい!そんな時に読んであげるといい絵本は?
思いやりって言葉で伝え続けていても、なかなか身に付かない本当に難しいものです。
大人が「お友達には優しくするのよ」と何度言ったって、
子どもは理解していてもなかなか実行できません。
軽くプチ反抗期でしょうか…(笑)
しかし、ここは絵本の力を借りて思いやりの心を育ててみませんか?
思いやりの心を育てる絵本2冊を紹介します。
是非お子さんに読み聞かせしてあげてくださいね。
この絵本はなんと小学1年生の道徳の副読本にも掲載されているほど有名な話です。
道徳=思いやりの心を育む 目的がありますから、まさにぴったりな絵本です。
あらすじは、うさぎが1本の橋を渡っていくと、おおかみが意地悪していて渡れません。
次にやってきたのはくまだったのですが、おおかみは怖くて道を譲ろうとします。
しかし、くまはおおかみを持ち上げてそっと後ろに下してくれるのでした。
このくまの行動からおおかみは人に優しくする気持ちを学びます。
人に意地悪をするより、人に親切にする気持ちを絵本から教わることができます。
きっとお子さんもおおかみの良い行動を真似したくなるはずです。
ロングセラーの絵本なので読んだことがある人もいますよね。
うさぎさんは椅子を作り、【どうぞのいす】と立札を作ります。
そこへ次々と動物たちがやってきて椅子に乗っていた食べ物を食べていきます。
勝手に食べているのではなく、札に【どうぞ】と書かれているからです。
しかし、何もなくなったら次の人が困ると思った動物たちは
自分が持っていた食べ物を椅子に置いていくのです。
【どうぞ】に込められている温かい思いや、動物たちの行動から思いやりの心を学べる一冊です。
絵本の登場人物から、この行動は正しいものなのか否かを親子で考えることができます。
きっと絵本から思いやりの心を育てることができますよ。
思いやりの心を育てる読み聞かせの仕方とは?
思いやりの心を育むには大人は登場人物になりきって読んであげることが大切です。
怒っているセリフのときに、優しくかわいらしく読んでいたら、子どもたちの心には伝わりませんよね。
悲しんでいるときのセリフは、悲しそうに読んであげることが大切です。
また、しっかりと抑揚をつけて場面ごとに強弱をつけるとさらによくなります。
文字が読めない子どもたちは、絵とママの声でストーリーを知ります。
ということは、ママの声がストーリーを知る大切なキーにもなるのです。
恥ずかくて淡々と読んでしまう方もいるのですが、
子どもたちのためにも、ぜひ心を込めて読んであげましょう。
きっと思いやりの心が育ってくると思いますよ。
まとめ
思いやりの心を育てるのにおすすめな絵本2選と読み聞かせの仕方についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
思いやりをもちましょう!
なんて子どもに言葉で伝えたところで、思いやりが持てるようになる子どもなんているでしょうか?
きっと一握りの子どもだけです。
年齢が低いほどそんなことは通用しません。
だからこそ絵本が大活躍します!
絵本を通して、人を思いやる心を育んでくださいね。
絵本からきっと温かい気持ちを持てる子どもに育ってくれると思います。
他にも子供に読んであげたい絵本をチェックしてみてくださいね