毎日子どもたちに絵本の読み聞かせをしているママやパパも多いと思います。
我が家も、夕食を食べ終わり、寝る支度をしたら絵本タイムにしています。
しかし、読み聞かせはしているものの、なんとなく読んであげているだけになっていることもありますよね…。
読み聞かせは正しい方法で行うことで、たくさんの効果や刺激を子どもたちに与えてくれるんですよ。
つまり、誤った方法の読み聞かせは、子どもたちに何の効果ももたらしません…。
保育士資格、幼稚園教諭を持つ私が、絵本の読み聞かせの正しいやり方をお伝えします!
姿勢や声などについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
絵本の読み聞かせの仕方。正しい姿勢は?
毎日みなさんは、どんな風に読み聞かせをしていますか?
また、その読み聞かせの仕方に自信をもっていますか?
きっと多くの方は、あまり気にも留めず読んであげているのではないでしょうか?
それでは毎日の読み聞かせの時間が勿体ないです!
絵本は子どもたちにとって魔法のような世界で、夢を見ることのできる時間です。
また、たくさんの知識も得られる資料集のような存在でもあります。
まず読み聞かせをするときの正しい姿勢をご紹介しますね。
それは、『対面姿勢』です。これには理由があります。
保育士や図書館の読み聞かせボランティアの方も必ず対面で読んでくれますよね。
これは、子どもたちの表情を確認するためです。子どもたちは大変素直な生き物なので、
面白ければ前のめりになって耳を大きくして聞き入ってくれます。
反対に、つまらないと、それが顔によく現れているのです。
ママも対面で読むことで、子どもの表情を逃さずキャッチして、
子どもたちがどんなジャンルの絵本に興味関心があるのか確かめましょう。
そうすることで、次の絵本選びにも役立てることができますよ。
もちろんお膝に座らせて絵本を同じ方向から見ることも間違いではありません。
指差しをしながら、一緒に同じ時間を楽しむこともできますからね。
しかし、床や机の上に置いて読むことはやめたほうが良いです。
そうすると、子どもが勝手にページをめくってしまい、思うように読み聞かせができない場合もあります。
絵本を読み聞かせする正しい姿勢は対面姿勢です。
今日から実践してみてくださいね。
絵本の読み聞かせ。正しい声の出し方は?
絵本の読み聞かせをするとき、みなさんはどんな声で読んでいますか?
声なんて気にしたことがなかった…というママやパパもいますよね。
実は、正しい声の出し方は、抑揚をあまりつけすぎないことです。
しかし、これは年齢によって使い分ける必要があります。
例えば0歳や1歳といった赤ちゃんから3歳頃までは、抑揚をつけてあげることで、その声の変化自身を楽しんでくれることもあります。
また、登場人物になりきってあげることで、誰がどのセリフを言っているのか把握することもできます。
4歳頃からは、抑揚をつけない方がいいのです!
というのも、抑揚をつけすぎると、子どもたち自身がその登場人物の気持ちを考える力がつかなくなってしまうのです…。
実は、これ結構重要なのです。日常生活の中で、友達の気持ちを理解してあげたりすることにも繋がってきます。
また小学生から始まる国語科では読解問題に苦手意識をもつようになってしまいます。
ママやパパは淡々と読んであげることで、子どもたちに想像力をつけさせてあげてくださいね。
ちなみに、淡々= 「冷たく」、「早く読む」という意味ではありません。
ペースは子どもの年齢に合わせてあげてくださいね。
まとめ
絵本の読み聞かせの正しいやり方について、姿勢や声をご紹介しましたが、いかがでしたか?
絵本の読み聞かせは正しく行わなければ、せっかくの時間も無駄にしてしまう可能性もあります。
子どもたちはママやパパが読んでくれる絵本の時間をとても楽しみにしています。
今回紹介した読み聞かせの正しい姿勢『対面姿勢』や声の出し方、抑揚つけ方を実践して、有意義な時間にしてみてくださいね。