おせちの中で欠かせないのが『黒豆』ですね。
手間ひまかけて作った黒豆、味見してみると
“固---------!!!”
という経験はありませんか?
味付けをした後に煮直ししても手遅れって言われているけど、
本当にそうなのでしょうか?
黒豆が固く仕上がっちゃった場合の煮直しについて
ご紹介します。
黒豆が固くなっちゃた!煮直したら柔らかくなる?
おせちに欠かせない黒豆には”まめ(よく)に働き、まめ(健康)に暮らせるように”との由来があります。
黒豆を作る際は、黒豆の皮にしわが寄らないよう ふっくらと煮ることが多いですが、
“しわが寄るまで長生きを”という想いを込めて、逆にしわを寄せて煮る地方もあるんですよ。
そんな黒豆はとっても手間ひまがかかるおせち料理ですが、せっかく手作りしたのに、
食べたら固かった!って時、どうすればいいのでしょう?
黒豆は味付け後はいくら煮ても柔らかくできないって世間で言われていますね。
でも、せっかく何時間もコトコト煮て作ったのに、簡単に諦めきれませんよね。
だったら、最後の手段を試してみましょう。
その方法とは『煮直し』です。
その煮直しにはちょっとだけポイントがあって、重曹を使うといいんですよ!
重曹はアルカリ性の性質で、繊維をフニャフニャに柔らかくする作用があります。
少量の重曹を加えて弱火でじっくり煮ます。そうすると、重曹のおかげで黒豆が柔らかくなるんです。
また、重曹を入れることで、時短で柔らかくなるというところも大きなポイントです。
しかし、注意してほしいのが、重曹を大量に入れてしまうと、黒豆の味が悪くなります。
私も一度お菓子作りのときに、誤って重曹を入れ過ぎてしまったことがあるんですが、
何とも言えない味に仕上がって、結局食べれませんでした。
そうならないためにも必ず適量を守って下さいね。
そうして、煮汁が十分にある場合はそのまま2時間ほど煮直しをしてみて下さい。
煮汁が少ない場合は熱湯を足してから煮直して下さいね。
※ この時、水を入れないようにしましょう!
急激な温度の変化により黒豆の皮がボコボコになってしまいます。
圧力鍋で作った黒豆が失敗した。どうしたらいい?
圧力鍋を使って黒豆を作ったのに失敗してしまった!
という場合、諦めるのはまだ早いですよ。
【黒豆をしっかり煮たのに固いとき】
- 時間
- 品質
に原因があります。
しっかり、煮たと思っていても、実は煮る時間が足りなかったのかもしれません。
弱火でじっくりと煮直してみましょう。
黒豆の品質によっても、でき上がりが大きく変わってきます。
あまりにも古い黒豆の場合、いくら煮ても柔らかくなりません。
だから、煮直しても柔らかくならなかった時は、黒豆の品質が悪いんだと
潔く諦めましょう。
諦めると言っても、捨てるんじゃないですよ!
アレンジ次第で子供が喜ぶおやつに大変身できます。
【黒豆にしわが寄ってしまったとき】
黒豆にしわが寄る原因として考えられるのは
- 温度
- 空気
- 火加減
- 濃度
煮ているときに急激に温度変化があった場合、しわになりやすいです。
刺し水をする場合は、水ではなく、熱湯を足すようにしましょう。
また、空気に触れた部分がしわになりやすいので、落し蓋などを使って
黒豆が空気に触れないように注意しましょう。
また、黒豆を煮るとき、弱火で煮ていますか?
“強めの弱火”だとお鍋の中で黒豆たちがグルグル回って
しわの原因になってしまうので、
“弱めの弱火”でじっくり煮ましょう。
煮終わってからも注意することがあります。
黒豆が冷めるまでは、空気に触れないように細心の注意を払いましょう。
せっかく長い時間かけて煮たのがパ~にならないようにしましょうね。
最後に、砂糖の濃度が高いと浸透圧の関係で、黒豆にしわが寄りやすくなってしまいます。
砂糖の濃度を下げるため、煮汁に熱湯を足して、上記のことに気を付けながら
じっくりさらに煮込んでみて下さい。
そうすると、黒豆のしわが伸びて、ふっくら仕上がります。
黒豆、修復不可能な失敗は、アレンジで子供が喜ぶおやつに!
煮直ししてみたけど、どうにもならなかった場合は、黒豆の品質を理由に諦めましょう。
その代わり、その黒豆を子供が大好きなおやつにアレンジしてみましょう。
少し固いくらいなら、豆大福や寒天ゼリーにすると美味ですよ~!
黒豆をレンジで温めると、少し柔らかくなるので、パンケーキに入れたり、
パウンドケーキに入れたり、蒸しパンに乗せたりと色んなアレンジができます。
黒豆が食べにくいほど固い場合は、フードプロセッサーで細かく砕いて
ペースト状にすれば、おやつだけではなく、ごはんにもアレンジ可能です。
黒豆レシピは多数あるので、気に入ったものにチャレンジしてみて下さいね。
まとめ
せっかく黒豆を手作りしたのに失敗してしまった。
という場合、まだ諦めるのは早いですよ!
紹介した最後の手段を試したら、ふっくらぷっくりの黒豆に仕上がるもかしれません。
ぜひ、やってみてくださいね。