涼しく過ごしやすくなったからとキャンプやハイキングにでかけた先で
子供がブヨに刺されてしまった・・・
なんてことになったら、大変です。
音もなく忍び寄るブヨから子供を守るのは至難の業です。
もしブヨに刺されてしまっても、対処法を知っていれば安心です。
ブヨに刺された時の対処法と、刺されないための対策をご紹介します。
ブヨに刺されたときの対処法
まずは「絶対に掻かない!!」ということ。
ブヨは毒を持っているため、傷口から毒素が入ってしまいます。
また、ブヨにさされたところは傷になっており、そこを掻くと
傷口が広がってしまうので、お子さんが掻いてしまわないよう
応急処置が済んだら、傷口にリバテープや虫刺され用のテープを貼ってあげましょう。
そして、「毒を吸い出す」ことが、その後の重要ポイントになってきます。
刺されたところが出血しているので、傷口の周囲を指でつまんだり、
爪などを使って毒を押し出してあげましょう。
これをするかしないかで、後の痒みや、傷みや、腫れの度合いが変わってきます。
”ブヨに刺された”っと気づいたら一刻っも早く毒を出してあげて下さい。
早めの病院受診をした方がいいですが、出先で病院が近くに無かったり、
夜間で開いてないという時は、市販品の『ムヒアルファEX』がお勧めです。
その効果は薬剤師さんのお墨付きです。ステロイドの含有量が多いので、
市販品の中では1番効くそうです。
だから、子供とキャンプやハイキングに行くときは必需品にしましょう。
ブヨは3~5ミリほどで、見た目は小さなハエのようです。
しかし、3ミリほどの小さな虫と侮ってはいけません。
このブヨは積雪の時期以外は、オールシーズン活動しています。
だから、夏が終わったこの時期でも刺される可能性が十分あるということです。
真夏は暑さを避けて、朝夕の比較的涼しい時間帯に活発に動いています。
湿気のある水辺の藪や雑草の生い茂った薄暗~い場所を好んでいます。
特に河原のキャンプ場で被害に遭われる方が多いようです。
ブヨに刺されたとき「チクッ」とした痛みを感じますが、
それほど痛くないため、蚊に刺されたと思うか、
むしろ気付かない人のほうが多いかもしれません。
私が刺された時は、チクッとした痛みがありました。
それから数分後には足にしびれを感じ、歩けなくなりました。
すぐに毒を出したおかげで大事には至りませんでしたが
完治までに1週間かかりました。
(くそ、ブヨめ!!)
ブヨと蚊の決定的な違いは、「吸血方法」です。
蚊は口吻(こうふん)と呼ばれるストローのようなものを
毛細血管に差し込んで直接吸血するのに対し、
ブヨはアゴで皮膚に咬みついて食い破り、出てきた血を吸うんです。
恐ろしいですね~。
しかも、ブヨの唾液には酵素毒が含まれています。
酵素毒とはムカデやスズメバチなどが持つ猛毒です。
だから、たとえ少量であっても、この猛毒によって傷口が腫れあがってしまうんです。
噛まれてから数時間から2日後くらいから症状が出始めてきます。
強い痒み、痛み、腫れで、それはそれは激しいものです。
ひどい方は刺されたところが腫れ上がり、動くこともできない状態になるとか。
ブヨに刺されないための対策はあるの?
ブヨは普段はオスもメスも花の蜜や果汁などを吸っていて、
産卵を控えたメスだけが人や動物から血を吸います。
これは蚊と一緒ですね。
蚊と明らかに違う点は、
・ブヨは音もなく静かに近寄ってくるということ
・皮膚に咬みつき食い破り、出てきた血を吸うということ
・強い痒み、傷み、腫れに襲われるということ
そうならないために、しっかりブヨ対策をしないといけませんね。
ブヨに刺されないために、虫よけスプレーや、蚊取り線香で
ブヨ避けをしてあげてますか?
それ、意味ないんですよ。
もちろん蚊には効果的ですが、実はブヨには全く効かないんです。
ブヨは、ハッカ油の香りが苦手なので、ハッカ油スプレーを作ってシュッシュとしておくと
寄ってこないですよ。
しかも、このハッカ油、なんとゴキブリにも効果があるので超オススメです!
【ハッカ油の作り方】
・ハッカ油
・消毒用エタノール
スプレーボトルにハッカ油3:エタノール7の割合で薄めれば完成です。
その他には、ブヨは黒・赤・青の色を好むので、
それらの色を避け、なるべく明るい色の洋服を着るようにしましょう。
また、ブヨはきれいな川でしか産卵しないので、
そういった川に近づかないのもブヨに刺されないための手かもしれません。
ブヨはいつぐらいまで発生するの?
残念ながらブヨは雪が積もる時期以外、オールシーズン発生します。
特に春から夏にかけての3月から9月が1番多いですが、侮ってはいけません。
ブヨは太陽が苦手なので、薄暗~い草むらに隠れているかもしれません。
特にきれいな川に行くときはブヨに気を付けましょう!
まとめ
ブヨに刺されないためには、水辺の藪や雑草の生い茂った薄暗~い場所には
極力近づかないようにしましょう。
そして、河原などに行くときは、虫よけスプレーやハッカ油をスプレーし、明るい系統の
洋服を着ていくようにしましょう。
子供をブヨから守るためには、パパママが予防してあげることが肝心です。