「MRワクチンの第2期予防接種」はお済でしょうか?
小学校入学前にMRワクチン第2期予防接種は済ませておきましょう。
えっ?忘れた!?
大丈夫ですよ。接種を忘れちゃった場合の対策をお教えします。
まずは落ち着いて、こちらをご覧ください。
MRワクチン 第2期予防接種忘れていませんか?
まずは、MRワクチンって何の予防接種かご存知ですか?
Mは【Measles】麻しん(はしか)の略です。
毎年春から初夏にかけて流行。感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった
風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が
出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎、死に至るケースもあります。
感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません
妊娠中に麻しんにかかると流産や早産を起こす可能性があります。
Rは【Rubella】風疹の略です。
感染すると約2~3週間後に発熱や発しん、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
風しんの症状は子どもでは比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が発生することがあります。
大人がかかると、発熱や発しんの期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。
風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ
(先天性風しん症候群)子どもが出生することがあります。
これら麻しん・風疹はMRワクチンの接種で予防することができます。
ワクチン接種は全部で2回。
1期は生後12ヶ月~24ヶ月に1回接種、
2期は5~7歳に1回接種します。
1期から4年以上あくので、忘れてしまうママもいるかもしれません。
母子手帳に書き込んでいたとしても、子供が大きくなるにつれて
母子手帳なんて見なくなりますもんね。
でも、近頃は住んでる自治体で小学校入学前にMRワクチン第2期を接種しましょう!
と呼びかけてくれたり、お手紙で知らせてくれたりするので、接種忘れも減っているようです。
このMRワクチン、以前は1回しか接種しなくてよかったんですが、
2007年に1回しか麻疹ワクチンをしていない中学生、高校生、大学生で
麻疹が大流行したため、現在は2回接種になりました。
MRワクチン 第2期予防接種追加もし忘れてしまったら?
MRワクチン 第2期は5歳~7歳の間に接種しなければいけませんが、
すでに過ぎてしまった場合はどうすればいいのでしょう?
結論から言うと、「接種期限を過ぎてしまっても大丈夫!」です。
定期接種(無料)としては受けられなくなってしまいますが、
任意接種(有料)で受けられます。
1回の接種だけでは、大人になって免疫が低下してくるリスクがあるので、
接種は必ず2回しておいた方がいいです。
麻しんは、命に関わるような合併症を起こす例もありますし、
風疹は、女の子だと妊娠初期に感染すると胎児に影響してしまいます。
2回接種しておけば、免疫効果も数十年持続するので、安心です。
任意接種になった場合、費用がかかりますが、病院によって料金がまちまちなので、
”少しでも安く”という方は病院へ問い合わせてみましょう。
ちなみに、うちの近くの小児科でMRワクチンを任意接種すると
11,000円!!!
高っーー。
良心的な病院だと8,000円くらいで接種できるところもあります。
病院のHPには予防接種の料金は載せてないところが多いので、
1軒1軒電話で問い合わせるしかないですね。
でも、病院側も料金の問い合わせには慣れてるようで
すぐ回答してもらえますよ!
MRワクチンの副反応が心配
MRワクチンの第1期予防接種を受けたら熱が出た、発疹が出た
という子がいるかもしれません。
ビックリしましたよね。
これはMRワクチン接種による副反応です。
まれにそういう症状が出る子がいます。
でも、基本的に2~3日で自然に消えるので、心配はいりません。
第2期の接種では、この副反応が出ることはほとんどありません。
まとめ
麻しんは発症すると、命にかかわることもある怖い病気です。
また、風疹に感染すると、将来的に子供を持つときに胎児への影響も出てしまいます。
これらは、予防接種を受けることで予防ができるので、
大事なお子さんの健康と将来を守るため、MRワクチンの予防接種は
必ず2回受けるようにしましょう。