2月3日は節分ですね。
災害や病気などの恐ろしい出来事は鬼の仕業と考えられていました。
そんな鬼(邪気)を追い払うために豆をぶつけて、福を呼びこもうとする行事が節分です。
節分には「豆まき」が恒例ですが、ふと年少の息子が
「鬼ってお魚が苦手なんだよ!」
って言ったんです。
すると、すかさずお姉ちゃんが
「お魚じゃなくて、いわしでしょ!!」
って突っ込んでたんです。
そう言えば、鬼はいわしが苦手って聞いたことあるような・・・。
幼稚園で季節の行事について先生がお話してくれるので
子供たちの方が季節の行事に詳しいんです(笑)
そこで今回は鬼の苦手なものについて調べてみました。
もうすぐ節分!鬼の苦手なものを知って鬼退治をしよう
鬼の苦手なものって知っていますか?
「豆?」
「いわし?」
う~ん、おしい。
正解は
・豆
・いわしの頭
・柊(ひいらぎ)
です。
まず「豆」ですが、この豆は「大豆」のことです。
大豆には、霊的な力が宿ると古くから言われ続けていて、
神様への供え物として使われていたんですよ。
鬼は魔物として恐れられていて、”魔物の目(魔目=まめ)を打って退治しよう”
としていたことから、「豆」をぶつけて鬼を追い出す と考えられるようになりました。
だから「鬼は―外!!」という掛け声とともに、大豆を鬼に向かって投げているんですね。
ただし! 投げる豆には気を付けましょう。
決して生の豆は使ってはいけません。
なぜなら、豆から目が出てくるのは縁起が悪いと考えられていたからです。
もし、投げた豆を拾い損ねてそのままにしていたら・・・
気付かない間に縁起が悪い芽が出てくるかもしれません。
それを避けるために、節分では炒った豆が使われています。
だから市販で売られている豆のほとんどは炒った豆ですよね。
鬼はいわしが苦手?その理由が衝撃だった!

実は鬼にも苦手なものがあったんです!
それは「臭い」です。
しかも、腐ると強烈な臭いを放つ「いわし」が特に苦手だったと言われています。
鬼にも苦手なものがあったとは・・・ちょっとホッとしますね。
今はあまり見られなくなりましたが、節分の日に焼いたいわしの頭を柊などの枝に刺したものを玄関にかける習慣がありました。
これを「やいかがし」と言います。(地方によって名前は様々です)
いわしのある家に鬼が入らなかったことから、
玄関にこのやいかがしを飾って鬼から家を守っていたんですね。
でも今では、臭いと衛生的な理由で、やいかがしを飾る家はほとんどありません。
柊の葉を見ると鬼は逃げていくって本当?
柊の葉って見たことありますか?
クリスマスのリース飾りにもよく使われている植物です。
硬くて、トゲトゲがありますよね。
そのトゲトゲで鬼の弱点の「目」を刺されることを鬼は恐れていたんです。
だから鬼にとって柊は恐怖で、柊の葉を見ると逃げ出していたんですね。
そんな柊に臭~いいわしの頭がぶっ刺さった「やいかがし」は
鬼にとっては恐怖の塊だったと思います。
いわしの臭いで鬼を寄せ付けず、柊のトゲトゲで完全ガードしていたんですね。
それほど鬼は恐れられていたということですね。
まとめ
鬼の苦手なものについて調べてみましたが、いかがでしたか?
鬼は最強だと思っていましたが、鬼にも苦手なものがあったとは驚きでした。
昔は鬼(邪気)を追い払うために色んな工夫をされていたことがわかりましたね。
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