幼児期の歯磨きって、毎日てこずりますよね。
毎日仕上げ磨きしていても、歯医者さんで虫歯が見つかった時のショックは大きいですよね。
初期段階の虫歯なら、1回の治療でなおるでしょうが、
もし神経まで達するような虫歯だったら麻酔が必要ですよね。
しかもそれが前歯だったら・・・
でも、幼児期に前歯の神経って抜いても大丈夫なんでしょうか?
後に生えてくる永久歯に影響は無いんでしょうか?
そこで、幼児が前歯の虫歯の神経を抜くことについて気になること、心配なことをピックアップしてみました。
あなたの不安が取り除けますように・・・
幼児の前歯が虫歯に。神経抜くことで影響は?
虫歯の進行具合によって、
・神経を抜く場合
・神経を残す場合
・進行止めで虫歯を食い止める場合
があります。
今の虫歯の状態は、恐らく神経まで達しているんですね。
神経を抜くのが最善の治療だと先生が判断されたんでしょう。
でも、心配しなくても大丈夫ですよ!
先生は、これから生えてくる永久歯のことを第一に考えています。
その結果、神経を抜くのが最善の治療ということになったんでしょう。
今はまだ大丈夫にしても、虫歯が神経まで到達している状態で炎症を起こしてしまったら、
歯の根に膿を持ち、激痛が伴います。
大人でも泣きたくなるほどの痛みです。
そんな傷み、幼児に耐えられるでしょうか?
また、後に生えてくる大人の歯(永久歯)にも悪い影響を及ぼしてしまうんですよ。
そうならないために神経を抜くことになったんでしょうね。
神経を抜くことは、永久歯の為にも、さらに痛みが出ないためにも必要な処置なんですよ。
神経を抜いた後は、きちんと薬を詰めますし、その詰めた薬も吸収される成分で、
永久歯が生えてくる時に乳歯の歯の根を溶かしながら出てくるので心配はいりません!
でも、神経を抜いたからと言って痛みが完全に無くなるということではありません。
神経を抜いた後でも痛みが発生することがあります。
神経を抜いた日に痛み止めを処方されると思います。
それで治まるようなら次の受診まで様子をみましょう。
我が家の長男は2歳の時に前歯の虫歯がわかり、まだ年齢的に治療に耐えられないということで3歳までは進行止めの薬を塗られていました。
3歳になってようやく虫歯の治療をすることになり、神経を抜きました。
その晩は何ともなかったんですが、1日経過後から徐々に痛がるようになり、夜にはとうとう泣き出してしまったので
救急に連れて行きました。
すると治療して削った穴に綿を詰められていて、その綿が他の神経を圧迫していたとのことです。
処置中はギャン泣きでしたが、終わってみると痛みも取れてケロっとしていました。
そんな稀なこともあるので、虫歯の治療期間中は、いつでも救急に行けるよう連絡先を調べておくことも大切ですよ!
幼児で歯の神経抜くと永久歯はどうなるの?
幼児で歯の神経抜くと、永久歯が生えてきたときはどうなるのでしょう?
その永久歯は一生、神経が無いままなんでしょうか?
私もそうだと思っていました。
でも、実は乳歯の神経と永久歯の神経は、別々になっていて、それぞれが独立しているんです。
だから乳歯の神経を抜いても永久歯の神経は無くならないんですよ。
そう聞くと安心しますね。
でも、乳歯の神経を抜くことで永久歯に全く影響がないかと言えば、そうではないんですよね。
乳歯の神経を抜いたことで、永久歯の生える位置がズレたり、永久歯の生える時期が遅くなったりします。
幼児の虫歯で神経抜くと歯の色が変色する?
幼児期に虫歯で神経を抜くと、歯に栄養が行き渡らなくなるため、歯が徐々に灰色や黒っぽくなることがあります。
これは永久歯に生え変われば、きれいな白い歯になるので心配いりませんよ。
でも、前歯の虫歯の治療に使われた薬の影響で歯が黄色に見えることがあります。
我が家の長男も前歯が黄色っぽく見えて、お友達から「何で歯が黄色いの?」と聞かれていたことがあります。
まだ幼児の子供なので、何の悪気も無く、ただ見たままに思たことを口にしたんでしょうけど、
これが思春期だったら結構傷つきますよね。
我が家の長男もまだ3歳で、言われても何とも思っていなかったので良かったのですが、
一応、先生に相談してみると、歯の中に詰めている薬が黄色っぽいからそのように見えるとのことでした。
だから、歯の中に詰める薬を白いものに代えてもらったら、真っ白いキレイな歯に戻りました!
歯について気になることがあったら、先生に質問するのが1番です。
まとめ
幼児で前歯の虫歯の神経を抜くことについて気になることをご紹介しましたが、いかがでしたか?
神経を抜くことで永久歯への影響は多少あるかもしれませんが、
今の虫歯の状態は、神経を抜くことが最善の治療方法です。
虫歯は放っておいても絶対に治りませんし、虫歯は進行していき、虫歯菌は増え続いていくだけです。
そんな虫歯菌だらけの環境で永久歯が生えてきたら、簡単に虫歯になってしまいます。
まずは、守るべきは永久歯です!その永久歯を良い環境で迎えてあげましょう。